ヴィーガンの印象を覆す。東京エディション虎ノ門「ヴィーガン テーブル」

by Michelle

2020年にオープンして以来、最高級ラグジュアリーライフスタイルホテルとして注目されている東京エディション虎ノ門。ロビーフロア一面の大きな窓から望む東京タワービュー、隈研吾氏の手掛けるモダンな内装デザイン、緑溢れる非日常的な空間….個人的に何度も足を運んでいるお気に入りの場所だ。

開業当初からヘルシー、ベジタリアン、ヴィーガンなど幅広いメニューオプションにフォーカスしているホテル内レストラン「The Blue Room(ブルー ルーム)」では、この夏、最新メニューの「ヴィーガン テーブル」を提供。
先日プレスイベントにお邪魔し、一足早く体験させていただいた様子をご紹介したい。

 

こだわり尽くした日本各地の食材とペアリングで楽しむマリアージュ


ヴィーガン テーブルの食材は、国内のこだわりの野菜たち。
<野菜>という食材そのものが五味の味わいを表現しやすく、素材そのものの味わいをスパイスを使って引き立てた5皿のコースメニューが振る舞われた。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル
この日のペアリングは、ノンアルコールの高級茶やZero Proof(ゼロプルーフ)と呼ばれるエディションならではのノンアルコールカクテルたち。コース内では、食材の五味をさらに引き立てる重要な役割を担っている。

 

最初の一皿、手前のグリーンピースフムスとポテトブレッド、そしてディル、フェンネル(金魚草)をほうれん草の葉で巻いた花束。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブルシトラスヴィネガーやジンジャーで味付けをした食べられるブーケは、マスタードをつけて、そのまま手でいただいた。

この一皿で<植物>そのものを表現していて、葉っぱの緑に見立てたグリーンのフムス、土の要素であるポテトブレッド、そしてお花。とても色鮮やかで美しい一皿目のお料理に、コース全体への期待が高まる。

ペアリングで合わせる飲み物は、JALのファーストクラスなどでも提供している台湾高級茶「Royal Blue Tea(ロイヤルブルーティー)」のFall in Love Deluxe。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

Royal Blue Teaはすべてワインボトルに入っていて、ワインの温度で楽しむ、台湾原産高級茶葉を使った半発酵のアロマが高いお茶だ。個人的にも贈り物としてもよくセレクトするお気に入りブランド。

発酵食材と共に口に含むと、お茶によって口中に甘さが広がる。野菜の繊細な部分を、アロマで引き立たせることを計算し尽くされたペアリングに一皿目からお腹も心も満たされる。

 

続く二皿目は、コンプレスド スイカ。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

水分を抜いてジュレ、ゼリーのようにしたスイカには、黒ごま、白ごまを種にように見立ててまぶしている。
ナイフを入れると、中にはダイス状のマッシュルーム、トマト、スイカが入っていて、それぞれ異なる食感が口の中を楽しませてくれる。スイカの周りにあるパッションフルーツとバジルのオイルはいいアクセントになっていて、甘みと酸味が合わさった一皿。

栄養豊富な旬の食材に、さまざまな調理法を加えることで食材の良さをさらに際立たせている。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

合わせるペアリングの飲み物は甘みと酸味のあるゼロプルーフカクテル、洋梨とフレッシュトマトのフレーバーティーのフィズ。
東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル
上に乗っている赤唐辛子が、ゼロプルーフカクテルの甘みを大人の味へとグッと引き立たせてくれていた。

 

 

続いて、女性陣から「可愛い…」の声が漏れていた三皿目。こちらは、発酵にんじんを使った一皿。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブルスープ状のにんじんの他、半発酵を2週間かけて行ったにんじん、そこにターメリック、ジンジャーなどいろいろなスパイスでマリネしたレーズンピクルスを一緒に添えている一品。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

ペアリングには再びRoyal Blue Teaのシリーズを。ジャスミンが香る、Jewel of Flowers HANAをいただいた。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

 

四皿目となる料理は、かぼちゃのロースト。

4〜9月に収穫する夏かぼちゃは水分が多く、ローストして水分量を控えて旨味を引き出す調理法を採用。浄化作用と吸水率を高める効果が期待される活性炭を使ったラビオリを添え、とろみのあるパンプキンソースと合わせた一品。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

ペアリングはオーストリアのノンアルコールの赤ワイン、g(ジー)。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブルアルコールペアリングの場合は、グルジアのオレンジワインなどを合わせるそうだ。

 

世界中のエディションホテルにはそれぞれシグネチャーカクテルがあるのはご存知だろうか?
今回のペアリング、ノンアルコールでもカクテルが非常に味わい深く、さすがバーに定評のあるエディション、と納得。

最後のデザートには、神奈川県で開発されたノンアルコールジン「NEMA(ネマ)」を使ったジントニックをペアリング。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

最後の一皿は、シトラストニックソルベやジュニパーベリー、メレンゲの甘みと酸味のあるデザートに、ヘルシーなのに濃厚な味わいがすごく印象に残っているガトーショコラも添えられていた。手前のナスタチウムのわさび菜に似た刺激も加わり、最後まで飽きのこないコースメニュー。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

ヴィーガンというとヘルシーなイメージで、食事のプレゼンテーションそのものには期待をしていなかった私。

今回の東京エディション虎ノ門での「ヴィーガン テーブル」は、どれも見た目、味、そして食事をいただく空間自体も洗練されていた。

The Blue Roomでは、地元市場直送の野菜やフルーツなど、品質の良さはもちろんのこと仕入れ先にもこだわっており、通常メニューの中にもヴィーガンを味わえるものもある。けれど、ここまで一貫したこだわりの品々はヴィーガン テーブルならでは。

食べ疲れしない、ヘルシーで心も体も満足できる食事は、女性グループはもちろんのこと、ランチやディナー、親しい友人たちとの食事にもぴったりではないだろうか。

 

 

プライベート空間で楽しむお食事


ヴィーガン テーブルは、The Blue Roomの奥の個室で提供。

▲ www.marriott.co.jp/tyoet

最大10名掛けの黒基調の大理石テーブルに黄色のチェアがアクセントになっている。

東京エディション虎ノ門_ヴィーガンテーブル

実はこちらのお部屋、リクエストすれば通常の食事の際も利用可能とのこと。ママたちの束の間の子連れランチタイムにもおすすめの空間だ。

 

予約について


ヴィーガン テーブルの予約方法はこちら。

■予約受付:
電話 03 5422 1600 または diningreservations.tokyo@editionhotels.com
※6~10名様1組、ご来店の7日前までに要予約

■提供時間:
ランチ12:00~、ディナー17:00~

■価格(1名様):
ヴィーガン テーブル 12,500円、 アルコールペアリング(6種類)追加 12,500円、
ゼロプルーフ(ノンアルコール)ペアリング(5種類)追加 6,300円 *消費税・サービス料込

 

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