キューバのことで書きたいことは山ほどあるのに、時間だけが経過。
記憶に残る景色が色褪せないうちにキューバに関するblogを再開しようと思う。
いつも、時間が経ってからも色褪せず印象に残ったことをふと書きたくなる。
それ自体が私らしいblogの続け方かもしれない。
2月に訪れたキューバ旅行。
前半は定番のハバナ、後半は日本人にはまだあまり馴染みのないであろう「カヨ・サンタマリア」というビーチエリアに訪れた。
後半の宿泊先は2016年クリスマスにオープンしたばかりの「ダーワカヨ・サンタマリア(Dhawa Cayo Santa Maria)」。
ハバナからは車で約4.5時間。
東京から名古屋までドライブする感覚だろうか。
スペイン語でのタクシー価格交渉は少々厳しいため、移動は事前にホテルでチャーターしてもらった車を利用した。
ラテンの国だからと期待はしていなかったが、予約時間より早くホテルに迎えに来てくれたドライバーの行動は予想外だった。
ハバナ市内を出ると、まだまだ乗用車としてクラシックカーを乗りこなすキューバらしい場面に遭遇し、少し嬉しい気持ちに。
理由は、アメリカとの国交回復により貿易が盛んになればなるほど、クラシックカーは減り、街にはマクドナルドができ、コカコーラが流通するのだろう…そう思っていたからだ。
そんな景色を眺めながらプライベートドライブを楽しみつつ、ホテルへ向かった。
もちろんBGMの一つには「Havana」を。
さて、宿泊したダーワは、バンヤンツリーグループのホテルブランドのひとつ。
カジュアル路線ではあるが、オールインクルーシブリゾートとなっており、チェックインと共にリゾート宿泊者の印となるリストバンドをつけてもらう。
もちろん、ウェルカムドリンクはモヒート。
キューバ滞在中に何度モヒートを飲んだことだろう。
宿泊した客室は、最上階4階のデラックスパーシャルオーシャンビューのお部屋。
扉を開けると小窓から色鮮やかなエメラルドグリーンの海の景色が飛び込んできた。
客室は全部で560室(16室のジュニアスイートルーム、12室のスイートルーム)、そのうちの半分がオーシャンビューの造りになっている。
お部屋の中にはウェルカムシャンパンならぬ、ウェルカムラム!
キューバらしいおもてなしで、7年物のHavana Clubとコールドカットが用意されていた。
ホテル宿泊時に最初にチェックするようにしているバスルームには、
洗面台にアメニティー(シャンプー、リンス、ボディーウォッシュ、コロン、シャワーキャップ、靴磨き、ティッシュ)が設置されていた。
バスタブとシャワーはそれぞれ分かれている造り。
プールやビーチで冷えた身体も、バスタブがあればゆっくりと温まれるのは嬉しいポイント。
ベッドルームにはキングサイズのベッドと一人がけのゆったりしたチェア、そして別の角には二人掛けのダイニングテーブルが設置されていた。
オールインクルーシブリゾート内には朝昼晩と食事ができるビュッフェスタイルのレストランの他、ディナータイムに限り予約制のイタリアン、フレンチ、キューバ料理のグリルレストランがある。
席数が限られており、予約は必須。
同日の朝9:00am から12:00pmの間で予約受付をしているため、その日の予定を決めたら是非テーブルを確保したい。
イタリアンレストラン「PORTO FINO」
営業時間 6:30pm – 10:00pm
フレンチレストラン「MAISON GOURMET」
営業時間 6:30pm – 10:00pm
Bar&Grill「Fuego del Mar」
営業時間
12:00pm – 3:00pm
6:30pm – 10:00pm
その他小腹が空いた時に利用したいのが、プールサイドに位置する24時間営業のスナックバー。
チキンやピザなど、ちょっとつまめるメニューからアルコールまでバラエティは豊かなメニューが揃っている。
終日営業しているスナックバー以上に、エントランス付近のロビーラウンジは朝から晩まで人々が会話を楽しみながら時間を過ごしていたのが印象的だ。
ラウンジエリアのバーには様々なリキュールが用意され、もちろんモヒートなどのカクテル、ノンアルコールのスラッシュ類もバラエティ豊かに楽しめる。
施設内の好きな場所で各々の過ごし方ができるのは嬉しい。
▲ロビーエリアの近くの売店。お土産やビーチグッズ、飲み物やスナックを購入できる。
havaianasのビーチサンダルなど、日本よりお得に購入できるビーチグッズも揃う。
レストランやバーについてばかり触れていたが、忘れてならないプールとビーチについても紹介したい。
リゾート内には大人用プールが2つ、子供用が2つ。
施設の中央にある大人用のメインプールは、ビュッフェレストラン、スナックバー、プールサイドバーに囲まれている。
チェックイン時に渡されるチケットとタオルを交換したら、早速プールサイドのチェアを確保。
(チェア争奪戦に乗り遅れぬよう…)
朝食を食べ終わった頃には、多くのゲストがすでにプールサイドのチェアでくつろいでいた。
▲メインプール
▲特別な日に行われるフォームパーティー(泡パーティー)の様子
プールサイドのバーは日中は人が絶えることない。
ビーチリゾートを訪れたからには、プールよりもビーチサイドでのんびり過ごすのも楽しみの一つ。
全長800mに渡るプライベートビーチは、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海が広がっている。
言葉よりも写真が多くを語ってくれると思い、ここでは多くは語らない。
最終日は早起きをして、プライベートビーチで朝日を鑑賞。
奥に見える工事中施設は、今後オープン予定のホテル、アンサナ。
ダーワとは違ったコンセプトのバンヤンツリーグループのホテルだ。
まだまだ開発が進むこのカヨ・サンタマリアエリアに今後どんな施設が増えるのか楽しみである。
リゾート滞在中の夜の過ごし方は、様々。
レストランでゆっくり食事をしたあとお部屋でのんびりするもよし。
バーでお酒を楽しむのももちろん選択肢の一つ。
ユニークだと感じたのは、日替わりのショー。
540人を収容できるシアターではダンスショーが楽しめる。
子供たちも参加できるショーなどもあり、毎晩曜日ごとに内容が変わるプログラムはビュッフェレストラン横の掲示板でアナウンスされているのでチェックするのを忘れずに。
実を言うと、「何もせずにのんびり過ごす」というのは苦手だったりする。
街中を一日中観光で歩き回ったり、買い物したり、食べ歩きをしたり、旅先ではとにかく動きたいタイプ。
そのため、オールインクルーシブのビーチリゾートステイは大人になってからは初めてだった。
毎日プールと海だけで飽きないのか心配だったが、リゾート内は運動施設も豊富。
7am-7pmまで空いているジム施設のほか、フットサル、テニスコートもある。
最後に補足情報だが、託児施設について。
リゾート内のキッズプールの賑わいようを見て、ファミリーで訪れている人々が多いことに気づいた。
日本からのアクセスを考えると、小さな子供を連れてこのエリアを訪れるのには少々ハードルが高いが
カナダからはホテル近くの空港へも直行便が就航しているためカナダ人ゲストが非常に多いのだそう。
6ヶ月〜12歳までの子供を9:30am-5:00pmまでなら無料で預かってくれるサービスがある。
時間外については5CUC/時間で延長も可能とのこと。
ハワイなど子連れ旅に人気の旅先にももちろん託児施設はあるけれど、このように無料で対応してくれるリゾートは珍しいのではないだろうか。
客室、レストラン、プール、ビーチ、その他施設について紹介したが、
日本人がなかなか訪れないエリアだからこそ、キューバ旅行を検討している方の参考になれば嬉しい。
最後に…日本から渡航する場合は、カナダ経由がおすすめ。
キューバ旅行手配については別記事を参照ください。
Dhawa
Cayo Santa Maria, Villa Clara, Cuba