妊娠中を振り返る – 中国上海での妊娠と妊婦健診に行くまで

by Michelle
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「妊娠中、悪阻(つわり)はあった?」
妊婦の友達からの問いかけをきっかけに、ふと自分の妊娠期間中のことを振り返ってみた。

私は悪阻はなかったが、上海で妊娠がわかってから日本で里帰り出産するまで、辛いことがゼロではなかったマタニティー生活。ちょっとネガティブな話も含まれるが、身体的に大変だなと思ったこと、精神的に辛かったことを今だから綴ってみようと思った。

きっと長くなるので、まずは中国上海での妊娠初期の頃について。

 

 

1.上海で妊娠がわかった時の話

まず最初に取るべき行動とは?

「妊活」については調べたのに、「妊娠したあと」については全くの素人だった私。
妊娠したかもしれない、でもまず何からすればいいのか分からなかった。

他の皆さんはどうなんだろう?

そろそろ子供のことも考えよう…そう思って、先輩ママたちにそれとなく妊活については教えてもらっていた。

–  基礎体温をつける
– 排卵日検査薬を使う
– 毎日湯船に使ってからだは温める
– 冷えは大敵 保温性の高いシルクの腹巻やレッグウォーマーを使う
– 葉酸を飲んでおく

これは友人たちからのアドバイスの一部。

妊活に関することは教えてもらったが、妊娠したらまず何から行動すればいいかは全く聞いていなかった。
備えあれば憂いなし。子供のことを考えるなら、ある程度自分なりに知識を蓄えておくべきだとあの頃の自分にそっと教えてあげたい…

 

上海で妊娠検査薬を買うには?

妊娠を疑ったらまず妊娠検査薬。私が最初にとった行動は、妊娠検査薬を買うことだった。

さて、中国語で妊娠検査薬はなんて言う?
お恥ずかしい話、最初の壁はそこだった。

上海交通大学の授業でも、HSKの勉強をした時も、妊娠に関する単語なんて習わなかった。
しかも、人には質問しにくいことば。

愛用アプリ「Pleco」で単語を調べて、静安寺のKerry Center下のOleで購入した時のことは今でも覚えている。
(普通は薬局で買うと思うのだが、なぜかスーパーで購入…)

ちなみに、妊娠検査薬は中国語で验孕棒(yàn yùn bàng)、早孕测试纸(zǎo yùn cè shì zhǐ)で通じる。

 

妊娠初期に必要な葉酸サプリも上海で購入したけれど…

妊活のアドバイスで葉酸を早くから飲むように聞いていたが、妊娠が分かってから上海の産婦人科で購入した。お腹の赤ちゃんのためと思い飲み続けたが、一粒が喉に引っかかるほど大きくて毎日葉酸を飲むのが苦痛だった。

一時帰国のタイミングで日本の葉酸を買ってみたら、大きさが1/3程度で飲みやすさにびっくり。もっと早く日本で買っておけばよかったと思う…

 

 

2.上海での産婦人科探し

病院での妊娠検査は上海グリーンクリニック

検査薬で陽性反応が出たあと、インターネット検索が不自由な中国でVPNを繋いでいろいろと検索。
 >>中国のインターネット事情についての記事はこちら
 中国のWi-Fi事情 現地インターネット利用の注意と方法を解説!
 SHANGHAI TRAVEL TIPS – 上海旅行者向け中国の通信

週数が早すぎると病院に行っても分からないなど、いろいろな情報を目にしつつも、ひとまずは病院へ行くことにした。
けれど、一体どの病院にいけばいいのか?そもそも上海では産婦人科に行ったこともなかった私。
医療サポートサービス(ウェルビー)に電話をして家の近くで直近の予約が取れる産婦人科を探してもらった。

お世話になったのは、上海グリーンクリニック。
産院ではないのであくまで検診のみだが、日本語を話せる中国人の女性医師が妊婦健診を担当してくれる。

上海で暮らしていた私は日本人のお友達がいなかったわけではないが、<妊娠初期は人に報告するにはまだ早すぎる>という先入観から、病院探しの相談するのをなぜかためらってしまった。今となっては変に気を使っていたなぁと思う。

上海で妊婦健診を受けられる場所はグリーンクリニックの他にも、GHCクリニック(日本人の女性医師がいる)、コロンビアクリニック、ユナイテッドファミリー、博愛病院、森茂診療所など。住んでいるエリアによっても選ぶ病院は変わってくるだろう。

 

上海での妊娠検査費用は?

苦手だが、実は大事なお金の話。

うっすら記憶にある上海グリーンクリニックでの初回妊娠検査費用は3000元(約45,000円)はしなかった気がする。2回目以降の検診は1500元程度だっただろうか。正直記憶が曖昧だが、日本よりは割高のようだ。
というもの、海外での妊婦検診は保険適用外。日本で検診を受けるときのように、母子手帳取得後の補助券制度もない。
日本人駐在員で会社がすべて補助してくれるパターンもあるが、我が家の場合はそうではなかった。

申請しなかったので詳しくは分からないが、海外在住の日本人が里帰り出産する際、現地でかかった費用を一部補填するような制度もあるそうだ。

ちなみに、費用の話でいうと、日本の産院に移る際の日本語の紹介状は、約1万円ほどだった。

 

妊婦検診 ドクターからの厳しいお言葉

上海での妊娠検査、妊婦検診にいい思い出はあまりない。というのも、先生のするどい言葉が胸にグサグサ刺さったから。

私は産婦人科の検査台が大の苦手だ。妊娠するとお腹にエコーを当てて検査するイメージだったが、初期は経腟エコーと言って膣内で行う検査だった。想像とは異なる状況と緊張が合わさって、初回の検査で意識を失いかけて倒れてしまった。

「ここはクリニックで入院施設ではないです。倒れられても困るので、検診には一人でこないでください。」
先生からのぴしゃりと言われた言葉。他にも先生からは、心拍がなかなか確認できないこと、流産の可能性について、そもそも出産まで何があるかわからないというお話などいろいろと。

歯に衣着せぬ言い方の先生は、ある意味中国らしいのか、それとも先生の人柄なのか…ドラマのコウノトリ先生のような医師はいないのか?すっかり萎縮して、それ以降の検診もどきどきしながら通ったが、この先生なんて優しい方だったと気づく事件が日本で待っているとは…その時は思いもしなかった…(これについては次回のblogに続く)

 

 

3.上海の日本人ママコミュニティー「上海すくすく広場」

コロナウイルスの影響で、私の妊娠中と今では状況は変わっているだろう。
上海の妊娠出産に関する最新情報を知りたい場合は、上海在住の妊婦、ママさんのコミュニティー「上海すくすく広場」がおすすめ。約400名が在籍するコミュニティーは、日本人医師や助産師さんによって運営されている。

産後上海に戻るまで知らなかったのだが、いざ入会してみると結構知り合いが入っていて驚いた。妊娠初期にこのグループの存在を知りたかった…

こちらのグループは上海に渡航予定の方、妊活中の方も対象で、中国のコミュケーションアプリWeChat内で運営している。招待制なので、詳しくはホームページから確認を。

 

上海SUKU☆SUKU(公式HP)
https://shanghai-sukusuku.theblog.me/

>>上海すくすく広場参加方法について
https://shanghai-sukusuku.theblog.me/posts/6720367

 

 

 

4.妊活と妊娠期間中の過ごし方 どちらも調べておくと安心

普段から旅先の情報にはアンテナを貼っているのに、妊娠出産については完全に知識不足だった。
海外生活中に妊娠を望むのなら、事前に現地の産婦人科情報くらいは調べておくべきだったと反省している。

日本のドクターにも何も知らないことを叱られたが、その話は次のblogで。

 

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