HOTEL K5 – 東京最新ホテル事情 ステイケーションにもおすすめのデザインホテル

by Michelle
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旅するうちに趣味のひとつとなったホテル巡り。これまで訪れた中でも、久しぶりに胸が高鳴った「場所」がある。2020年2月1日東京日本橋兜町にグランドオープンした、その名も「K5」。
ここであえて「ホテル」ではなく「場所」と書くのは、K5が地域に寄り添った小規模の複合施設「マイクロ複合施設」とうたっているからだ。“歴史と感性を大切にしながら町全体を再活性化させる” –そんなコンセプトを持ったK5について紹介したい。

まずはこちらの動画から。

*緊急事態宣言は解除されたものの、連日東京都では100名を超える新規感染者数を記録している。無理に外出を促すわけではないことをご理解の上で読んでいただければ嬉しい。

 

「K5」名前の由来


K5というネーミングの由来は、住所でもある兜町第5平和ビル。

シンプルな名前の背景には、あえて意味を持たないものを付けたいというオーナーの意向があったそう。いろいろなカラーのテナントが入っているマイクロコンプレックスは、それぞれのカラーを生かすためにも名前そのものは無機質なものが良い。シンプルでかっこいい名前だが、名前だけではない、中の施設について紹介していこう。

 

北欧デザインチームCKRが手掛けるK5の空間デザイン


元々K5の建物は、1923年に建てられた国内初の銀行だった。築97年の歴史ある建物を生かした空間デザインを手掛けたのは、スウェーデン・ストックホルムを拠点とするデザインユニット「CLAESSON KOIVISTO RUNE(クラーソン・コイヴィスト・ルーネ)」。(以下CKR)世界的に注目されている気鋭の北欧デザイナー、モーテン・クラーソン、エーロ・コイヴィスト、ウーラ・ルーネの3人組のCKRは、家具や建築をはじめ幅広い領域を手がけており、高級インテリアのアルフレックスなど複数ブランドとのコラボレーションも行っている。

 

グリーンを演出するYard Works


ホテル客室内にあるオリジナルの北欧家具インテリアもさることながら、そこにエッセンスを加えているのが建物のいたるところに見かける植物。館内のグリーンは全て植栽演出集団Yard Worksによるものだ。「ハリウッドスターの庭を作るのが夢」と語る代表の天野氏は、アパレルやホテルなど幅広い分野のディスプレイを手掛けている。

K5_エントランス_グリーン

空間デザインコンセプトのひとつに “都市における自然との共生” を掲げているK5は、建物本来のコンクリートをそのまま残した無機質な部分もありながら、どこか居心地の良さ、安らぎ感じる。植物がその役割を担っているのだろう。

 

 

ROOM TOUR – 客室紹介


客室フロアは2〜4階、全20室。「HOTEL K5」は渋谷のTRUNK HOTELなども属する、独創性のある世界の小規模ラグジュアリーホテルネットワークDesign Hotelsに加盟している。個人的に客室数の少ないブティックホテルにはとても魅力を感じる。限られた客室とゲスト数によるパーソナライズされたサービスや、独創性のあるデザインが非日常のホテルステイをますます盛り上げてくれるからだ。

K5_HOTEL K5

HOTEL K5の客室カテゴリーは全部で4つ。
>>K 5
の全客室タイプをみる
中でも冒頭の動画にも登場した最上級グレードのスイートルームK5 Loftは、雑誌『Hanako TRIP 今、泊まりたいのはライフスタイルホテル。』の表紙を飾ったり、数々のメディアに取り上げられている。

K5_スイートルーム_K5 LOFT
▲スイートルーム「K5 Loft」のリビングエリア

K5_スイートルーム_K5 LOFT_リビングルーム
▲最上級スイートルーム「K5 Loft」のリビングダイニング 壁にかかっているアート「Faciem」にも注目したい

K5_デザインアート
藍染のカーテンや畳デザインのカーペット、バスルームには日の丸を意識する赤いランプなど、各所に和の要素を感じる。
今後はバスローブの代わりの浴衣も設置されるそうだ。

K5_ジュニアスイート_リビングルーム▲ジュニアスイートルームには畳のようなカーペットが敷かれている

K5_スタジオ_バスルーム K5_スイートルーム_ミニバー

K5_スイートルーム_K5 LOFT_バスルーム
▲最上級スイートルーム「K5 Loft」のバスルーム 廊下と同じデザインのタイルが使用されている

K5_スイートルーム_K5 LOFT_バスルーム K5_スイートルーム_K5 LOFT_バスルームアメニティー

K5_ジュニアスイート_ベッド▲各部屋のベッド周りには藍染のカーテン

HOTEL K5の全客室にはテレビがない。だからといって、部屋で過ごす時間が手持ち無沙汰になることはない。全室一枚たりとも同じものはない厳選されたレコードの数々、1階のバーAoセレクトの書籍など、部屋の中で楽しむエンターテインメントは揃っている。

K5_スイートルーム_K5 LOFT_本▲客室には建築・アート・小説など幅広いセレクトの本が用意されている

K5_スイートルーム_K5 LOFT_本 K5_スイートルーム_K5 LOFT_本

 

ホテルだけじゃない K5内のレストラン・カフェ・バー


ノルウェーミシュラン店出身シェフが率いるレストラン「CAVEMAN」

K5_Caveman

1階にあるレストラン「Caveman(ケーブマン)」。率いるのはノルウェー・オスロの星付きレストラン「Maaemo(マエモ)」でスーシェフを努めた日本人シェフ黒田敦喜氏。独創的な料理が定評のある不動前の「Kabi(カビ)」の二号店ともいえるような注目のお店だ。

こちらは近々ディナーに伺う予定なので、後日blogにも書きたいと思う…実際にお食事をいただくのがとても楽しみだ。

 

緑に囲まれた空間で上質なコーヒーを楽しむ「SWITCH COFFEE」

K5_グリーン

目黒、代々木上原に次ぐ3店舗目を兜町K5の中にオープンした「SWITCH COFFEE(スイッチコーヒー)」。席数が多いわけではないが、グリーンに囲まれた居心地のいい空間はステイホーム明けに訪れるのにはぴったり。

宿泊者らしき人がふらっと1階に降りてきて、さっとマグを置いていく姿を見かけた。こだわりのコーヒーショップを併設したホテルは私にとってはポイントが高い。以前、NYのACE HOTELに泊まって以来、美味しいコーヒーショップが併設されているホテルに好感を抱くようになった。コーヒーの独特な良い香りと共に朝の時間を過ごせるという特典があるからだ。

 

赤基調のライブラリーバー 「Ao」

K5_Ao

赤いのれんを潜って中に入ると、真っ赤なソファーと壁一面ぎっしりと並ぶ本が目に飛び込んでくる。
独特な空間の中では、お茶や薬膳を使ったカクテルが味わえる。一体どんな味なのか、Cavemanに食事に行く際にはこちらのバーにも併せて訪れたいと思っている。

 

世界初のブルックリンブリュワリーフラッグシップ店「B」

K5_B

地下1階にあるのは、ニューヨーク・ブルックリン生まれのクラフトビールが味わえる「B」。ここは世界初のフラッグシップ店となっている。ブルックリンブリュワリーの瓶ビールは日本国内でも見かけるが、ここでは唯一ドラフトビールも楽しめる。

コーヒーを飲みに行くもよし、レストランに食事に出かけるもよし。また、カジュアルにビールを楽しむもよし。K5を訪れる目的はいろいろ。宿泊中飽きることがないというスタッフのことば通り、小さなブティックホテルだが中では食事もカフェもバーも楽しめる。大人のホテルおこもりステイケーションにもぴったりではないだろうか。

 

 

HOTEL K5おすすめの予約方法


たまにご質問をいただくお得なホテル予約方法について。

Marriotグループなど会員ステータスを保有しているホテルブランドの場合、公式サイトからの直接予約をすることが多い。そのほうがポイントも貯まるし、会員ステータスによるアップグレード特典もある。けれど、独立型のホテルの場合は別。

今回調べたところ、Hotel K5はよく目にするホテル予約代理店サイトそれぞれで大きな価格差はなかった(日付によってはagodaや楽天トラベルが最安値)。一休.comでは予約時に即時利用できるポイント還元(GoToトラベルキャンペーンに伴いポイント還元率1%→5%Up実施)があったり、楽天トラベルでは都民限定の10%割引プランの提供があったが、ご自身がポイントを貯めているサイトがあるのならHotels.comなりExpediaなりお好きなものでご予約を。

K5の宿泊レートを見る
(Hotels.com)

K5の宿泊レートを見る
(booking.com)

 

K5_エントランス

今回K5が元銀行のホテルと聞いて、ふと仏パリで泊まったホテル バンク オペラ オートグラフ コレクションを思い出した。買い物にも便利なオペラ地区にあり、価格もそこそこ。パリの便利な立地でデザイナーズホテルを探すことがあれば、こちらも併せてチェックしてみて欲しい。

 

【基本情報】

 

▼基本情報
K5

〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町3−5 【Google Map】
公式HP:https://k5-tokyo.com/

 

 

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