Tips for learning English – 旅に役立つ!気軽にできる英語勉強法

by Michelle
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Tabi MUSEのインスタライブ企画で、語学学習に関してお話をさせてもらった。
最近知り合った方に自分自身のバックグラウンドの話をすることは少ないが、仕事に関しては大学卒業後にIT通信企業に入社。新卒3年目からは国際営業の傍ら、本業以外にも社内英会話講師を担当していた。(当時、光栄なことに日経ビジネスアソシエにも取材掲載いただいた)

今回のインスタライブのテーマは「旅をもっと楽しくするための語学勉強Tips」。
せっかくの機会なので、blogでも今お家時間にできるお手軽な英語学習法や、語学についてのTipsを紹介したいと思う。

 

1.私と語学と生活背景

語学学習はとても苦手

「英語は話せますか?」- YES
「語学学習は得意ですか?」- NO

仕事では英語でのプレゼン・交渉・契約書作成まで担当していた。また、英語圏ではない韓国、中国で一人行動するのに不自由しない語学力は持ち合わせている。けれど、これまで英語、スペイン語、韓国語、中国語などを学んだ中でわかったのは、私は語学を学ぶことが苦手だということ。

やる気はあるのに、時間をかけているのに…なかなか話せるようにならない。
同じような経験をしている方も多いのでは?

 

英語を話せるようになったバックグラウンド

英語に関しては、いわゆるアメリカの帰国子女。帰国子女なんだから英語ができて当たり前と思われがちだが、日本に帰国してから維持するのにそれなりの時間とお金をかけた。(発音含め維持するために、両親が英会話スクールやホームステイ、留学などの機会を設けてくれた)

もともと英語を学び始めたのは記憶もない幼少期。だが、小学2年生でアメリカに引っ越すまで、ABCの順番も曖昧だった。お教室以外は完全に日本語の環境だった私は、英会話スクールに週1回通うだけでは何の成果も得られなかったのだ。実際に英語が話せるようになったのは、アメリカの現地校に通って半年くらい経った頃。これについては<2000時間の法則>で触れたいと思う。

 

大人になってゼロから始めた中国語

家族の都合で住むことになった中国、上海。だいたい世界中どこへ行っても英語が話せれば乗り切れる場面が多く、何の事前学習もしないまま上海に引っ越した。当時私が知っていた中国語は「你好(ニーハオ)」のみ。上海に住み始めてから、苦労したのは言うまでもない。
現地の大学の語学留学クラスに通ったり、個別の語学学校でのマンツーマン授業を受け、ひとまず半年でHSK4級は合格できた。現地に住むと、嫌でも生活の中でその土地の言葉に耳が慣れてくるものだ。これは中国語に限ったことではない。

 

旅して覚えた韓国語

大学3年でふと韓国語を勉強してみようと思い、必修外の授業で韓国語初級を履修した。
韓国語を話せるようになりたいと思ったのは、その年の春、L.A.の短期語学留学で出会った韓国人のクラスメイトと仲良くなったことがきっかけ。彼らに次に会うときに驚かせようと思って意気込んだものの、文法中心の座学では全く頭に入ってこなかった。

しばらくして、大学4年の春休み、卒業直前に韓国ソウルの短期留学プログラムに参加。それをきっかけに現地の友人が増え、一人でもソウルに足を運ぶようになった。
旅行中はとにかく誰とでも話すこと。言い方がわからなければ調べて伝えてみたり、ドラマのフレーズをそのまま話してみたり。旅するごとに韓国語に慣れたのは、会話をする>練習の場があったからこそ。語学はインプットも大事だが、アウトプットの場があってこそ上達するのだと実感した。(ちなみに韓国渡航歴は約50回!)

 

2.ゼロから語学を勉強して思うこと

語彙力は裏切らない

大人になって韓国語と中国語をゼロから始めて感じたのは、単語の勉強はとても重要だということ。ライティング、スピーキング、ビジネス英語の強化、どれを目指すにも語彙力がある方が断然有利。
<おすすめの勉強方法>という名の情報は溢れていているが、正直自分のレベルにあったものでなければ効果はないので、なんでもかんでも試せばいいわけではないと思う。
語学の勉強を何から始めればいいか迷っているなら単語帳から手に取ってみるのはどうだろう?
(インスタライブで触れた懐かしの『 DUO 3.0 』も侮れない。)

 

2000時間の法則

英語も中国語も、現地に住んで約半年が経つ頃、なんとなく会話に慣れた気がした。
まさに2000時間の法則だ。

言語習得にはその言語に2000時間触れる必要があるという説がある。2000時間かけたからと言ってその言語をマスターできるとは限らないが、私の場合マイペースに暮らしているだけでも、確実に耳が慣れたり、ある程度簡単な会話はできるようになった。

短期集中で語学力アップを目指すのであれば、思い切って海外に行くのも効果的だろう。今は渡航が難しいけれど、コロナ収束後のために留学やワーキングホリデーなど、情報収集なら、今でもできるはず。

 

ことばが分かると旅が楽しくなる

英語が話せなくても、海外旅行はできる。でも、できるに越したことはない。
インターネット上の情報量も日本語よりは英語の方が圧倒的に多く、ことばが分かると旅に出た時により多くの人と触れ合える。(私はいつも旅先で、タクシードライバーさんからブランド店までいろいろな現地の方におすすめのグルメ情報を聞くようにしている。)
また、旅行中にトラブルが起きた時も、語学のおかげで解決できた場面がたくさんある。(盗難事件、交通事故、パスポート紛失、飛行機に乗り遅れるetc.)

ちなみに、旅好きの人が旅を楽しむために勉強するならば、会話学習を中心に勉強するのがおすすめ。
旅先では何かを書くこと(ライティング)読むこと(リーディング)よりも、話すことが圧倒的に多いはず。
ヒアリングとスピーキング、この2つがポイントだ。

 

3.今すぐお家でできるおすすめの英会話勉強方法

①NetflixやHuluを活用 ! 海外ドラマで楽しく効率よく学ぶ

英会話クラスの生徒さんに伝えていた方法のひとつ、海外ドラマの活用。
字幕なし→日本語字幕あり→英語字幕ありの順で、同じドラマをみるのがおすすめ。

1)字幕なし
最初は内容がわからなくてもOK。耳で聞いて、映像を見ながらなんとなく想像をすることが大事。
余裕があればセリフをシャドーイング*。

2)日本語字幕あり
会話の意味を理解して、字幕なしで見たものの答え合わせ。ストーリーも理解する。

3)英語字幕あり
セリフをシャドーイングして、言い回しを覚える。

*シャドーイングとは:聞いたものを復唱する勉強法

Netflix、Huluは字幕の種類や言語を選べる仕様になっているのでおすすめ。
*HuluのSubtitles(字幕)選択画面

ちなみに、アメリカ英語派の私が授業でおすすめしているのはこの2つのドラマ。

UCLAの語学学校でも教材として使われている「FRIENDS(フレンズ)」。昔のドラマのためSNSでよくみる最新のことばは出てこないが、英語学習といえばFRIENDSと言われるほど有名な作品は見てみる価値あり。1話が20分程度なのも時間を取られすぎなくて嬉しい。
【Hulu, Netflixで視聴可能】

 


大人気のドラマ「Gossip Girl(ゴシップガール)」。実はリスニング力向上にも役立つこのドラマは、主人公ブレアを含めてドラマの登場人物の会話がとにかく早い。東海岸の英語、特にニューヨークは早口と言われるが、会話をシャドーイングするだけでも効果ある。すでに見たことがある人も多いはずだが、ストーリーを知っている人こそ、いきなり字幕なしでシャドーイングから始めるのがおすすめだ。
【Hulu, Netflixで視聴可能】

 

②無料で学ぶ!NHKのEテレの活用

お金をかけずに勉強するなら、テレビ番組もおすすめ。
NHKのEテレではいろいろな言語の学習番組があるので、中国語の勉強を始めてからたまに見ている。
「世界にいいね!つぶやき英語」はタイムリーな話題のSNS投稿と取り扱う英語情報番組だ。以前の番組、「世界へ発信!SNS英語術」に引き続き、文法メインの語学番組と違って、生きた英語表現が学べるはず。
*放送時刻はこちらから

 

③意外と知らない?iPhone/iPadの英文読解便利機能

英会話からは逸れてしまうが、英語が苦手な人にはぜひiPhoneやiPadで英文を読んで見て欲しい。意外と知られていないが、iPhoneやiPadには辞書機能がある。単語を選択して長押しすることでこのように本文から直接辞書を閲覧できるのだ。


興味のある内容(旅好きなら海外旅メディアTravel + Leisure など)を英語で読んでみるのも情報収集+英語の勉強になって一石二鳥。便利なこの機能は実は知らなかったいう方も多く、これからぜひ活用して欲しい。

 

4.語学学習に役立つサービス紹介

スタディサプリ

今やオンライン学習の時代。中高生の受験勉強のイメージが強かったスタディサプリから、 スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)という日常英会話学習アプリがリリースされている。
このアプリでは、ニューヨークのホテルを舞台にドラマ仕立てになっていて、実際に使えるフレーズを身につけられる。
飛行機で自分の座席に見知らぬ人が間違って座っていたなど、実際に起こりうるシーン別の会話も学べるので、旅好きの人、日常会話を学びたい人にはぴったりだ。
無料の試し期間もあるので、まずはお手軽に始められるのも魅力的。



 

HiNative

HiNativeは、ネイティブスピーカーに気軽に質問ができる語学学習プラットフォーム。
ちょっとしたことばの違いの疑問にも答えてもらえて、しかも利用料はなんと無料!アプリもリリースされているので、会員登録をして損はない。
有料だが、実践ビジネス英語やIT・スタートアップに特化した英語学習ならHiNative Trek。こちらはライティングを重視している。

 

TaDaKu

英会話の生徒さんから教えてもらった「Tadaku

日本に住んでいる外国人が自宅で行う料理教室を体験できるサービスだ。アウトプットの場として、楽しみながら語学も料理もを学べるなんて二度美味しい。ちなみに、現在はオンライン授業も開催されている。

 

5.英会話実践アウトプットの場

Online-English 英会話レッスンについて

インスタライブでも少し触れたが、産後も日本にいる間はプレイベート英会話レッスンの講師として授業を行っていた。(SNSで仕事の内容すべてを発信しているわけではないので、初耳だという方がほとんどだと思う)
コロナの影響で対面レッスンが難しい今、オンラインレッスンも検討中。

もちろん既存のオンライン英会話サービスもいいものがいっぱいあるので、旅が好きな方、海外生活に興味がある方、日常会話をアウトプットする場が欲しいという方Contactよりご連絡ください。

 

 

 

 

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