Maternity Carer – 妊婦に優しい社会を実現するためにできること

by Michelle
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9月は子供たちのBirthday Month。バタバタの日々の中、節目でもある誕生日には決まって妊娠、出産の記憶を思い返す。

海外を毎月のように行ったり来たりしていた元気な第一子妊娠期。
コロナ禍で日本に腰を据え、初めての悪阻、逆子、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ仕事スケジュールに翻弄されていた第二子妊娠期。

溢れてくる個人的な思い出はさておき、
今この blogを書いているのは、「とある取り組み」についてご紹介したかったから。

今年に入って、ご縁があり、ある女性とお仕事をさせていただくことになった。
彼女は今、私がとても尊敬している、そして応援したいと思う女性のひとり。
株式会社天使のたまご 代表 藤原亜季さんだ。

「天使のたまご」は妊産婦専門の日本初マタニティ専門鍼灸院。
第一子boyの産後ケア、第二子girlの初期のつわり、頭を悩まされた逆子治療で大変お世話になった。

決してお値段が安いわけではないが、丁寧なカウンセリングと接客、マタニティケアのプロである鍼灸師の先生方に安心して施術を任せられること、妊娠中の不調にダイレクトに働きかけてくれることは非常にありがたく、周りの友人にもおすすめしているマタニティケアサロンだ。

 

妊婦にとって安心できる社会をつくりたい


マタニティケアラー とは?

本題に戻るが、現在藤原さんと取り組んでいるプロジェクトがある。
その名も「マタニティケアラー」

天使のたまごグループ、一般社団法人女性のための健康医療研究協会が運営する、妊婦に対する知識、接し方を医師による研修を通して学ぶ資格検定だ。

 

天使のたまごでの “施術”というアプローチだけではなく、今度は社会全体での妊婦に対する環境に変化を与えようとチャレンジする藤原さんの思いに共感し、現在、このプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当。

立ち上げ当初からあくまで裏方に徹しようと思い、これまで大々的な報告はしなかったものの、少しでも多くの方にこの活動を知って欲しいと思い今このblogを書いている。

 

 

80%以上の方が妊婦に対する接客に不安を感じている事実

 

妊娠中に、ご自身が不安な思いをしたことが多数いる一方で、妊婦への接し方に不安を抱えている人がたくさんいるのも事実。

ブライダル関係者、客室乗務員などを対象にしたアンケートでは、80%以上もの方が妊婦への接客に不安や戸惑いを感じた経験を回答している。

約3年半前、お腹が大きい妊娠7ヶ月頃、バンコク出張からの帰国便でお腹が張ってしんどくなったことがあった。
CAさんは「何か必要なものはありますか?」と気遣ってくれたものの、きっとどうすればいいのかわからなかったのかもしれない。

別のアンケートでは、80%以上の接客に携わる方々が、妊婦に対する知識の不十分さを実感しているという結果も出ている。

この結果を踏まえて、16年間マタニティケアの臨床にあたり、妊婦や産後ママの声を一番近くで聞いてきた藤原さんだからこそ、辿り着いた取り組みがマタニティケアラーなのだ。

 

母子と家族への援助として大切なのは、妊娠中から出産後までの一貫したケア

 

産後うつによる自殺や、児童虐待。残念ながら、耳を塞ぎたくなる悲しいニュースは減らない。
出産後というは、女性の一生のうち最も精神障害を発症しやすい時期ということをご存知だろうか。

母子と家族への援助として大切なのは、妊娠中から出産後までの一貫したケアであり、 精神科専門の治療よりもむしろ、助産師や保健師および家族をはじめとする周囲のサポート、とマタニティケアラーではお伝えしている。

そのためにはまず、妊婦の周りの人々、家族、社会全体で妊娠出産に関わる知識が少しでも浸透したら…話は大きくなるが、少子化問題にも関わってくるのではないだろうか。

 

 

クラウドファンディングの取り組み


私の想いをここで長々と書くよりも、ぜひお読みいただきたいのが10月12日まで実施しているクラウドファンディング

 

マタニティケアラーの資格検定受講者の募集はもちろんのこと、この取り組みに対する個人・法人企業様からの応援サポートを募っている。

また、これまでオンライン受講のみで行なってきたマタニティケアラー研修だが、10月15日に対面での講義を含む、イベントを開催することが決定!

 

アンバサダーを務めてくださっている雑誌VERYでもご活躍中の芹名さんと、マタニティケアラー 推進部長藤原さんのトークイベントなども開催。

もう一人のアンバサダーでもある、山城葉子さんデザインの協会ロゴジュエリーの展示も行うため、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいイベントだ。

マタニティケアラー の研修動画を編集していた際に思ったのが、「この知識、自分自身が妊娠中に知っておきたかった…」ということ。また夫にも同じく受講して欲しかったと思った。

接客業に関わらず、職場や家庭、どこでも妊婦と接する機会はあるのではないだろうか?
お一人でも、ご家族でも、ご友人とでも、ぜひこの機会にマタニティケアラーの知識を身につけてみるのはいかがだろう。

 

マタニティケアラー資格研修イベント

◆日程:2022/10/15(土) 10:00-13:00(9:30受付開始)

◆会場:東京都内(日比谷国際ビルコンファレンススクエア)

◆内容:

<第一部>トークライブ(アンバサダー 望月芹名 × マタニティケアラー推進部長 藤原亜季)

<第二部>マタニティケアラー研修(約1時間の講義形式)

<第三部>認定試験+認定バッジ付与

ちなみに…海外在住者の方から、今回のクラウドファンディングに違和感を感じるという声があがっていた。というのも、妊婦を思いやることは当然で、その当然のことをなぜわざわざ啓蒙する必要があるのか、ということ。

しかし、残念ながら今の日本はまだまだ社会そのものが妊婦、そして子供にとって優しい環境ではないと私は思う。
自分が妊娠中、親切にしてくださった方はたくさんいたが、そうではない、嫌な思いをしたこともある。
(今でも忘れないのは、警察沙汰になった駅のホームでの事件。今となっては笑い話だけれど、一歩間違っていれば無事に出産できなかった可能性もあるので、他の人にはそんなことが起きて欲しくない…)

法律や制度を変えるのは難しいけれど、人や環境での変化は可能なのではないだろうか。

マタニティケアラーについて、クラウドファンディングに限らず、SNSでのシェアだけでも本当に嬉しいので、ぜひお願いいたします。

 

知らないと行動に移すことはできない。
このblogを読んでくれた方、全員がマタニティケアラー の受講を、とはならなくても、こういった取り組みがあること、またご自身でできること(電車で席を譲るでもいい)を今一度考えるきっかけになれば嬉しい。

 

 

 マタニティケアラー資格検定

▼クラウドファンディング(10/15イベントお申し込み)
https://camp-fire.jp/projects/view/623743

▼Instagram
@maternitycarer

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