11月末、中国上海から一時帰国で日本の愛知県を訪れた。
人生で3度目の愛知県。
何をしようか? – 夫婦で相談した結果、日本の秋を感じる紅葉スポットへ足を延ばしてみることにした。
今回訪れたのは「香嵐渓(こうらんけい)」
たまたまInstagramで見つけた景色に心奪われたのがきっかけ。
紅葉スポットへ続く一車線の交通事情から、渋滞の噂を耳にしつつも、午後1時半頃にセントレア空港を出発しレンタカーで目指したところさほど渋滞に巻き込まれることもなく1時間余りで到着することができた。
車を停めて紅葉スポットに向かうと、橋に差し掛かる。
その橋からの眺めだけでも、木々が紅色、黄色と紅葉している様子が目の前に広がっていた。
待ちきれず早速紅葉バックに写真を撮ってもらう。もちろんカメラマンは夫の役目。
とある友人から「愛知は一人で行ったの?」と聞かれたが、恥ずかしいから写真やInstagramに登場しないだけで、ひとり旅ではなく夫とのふたり旅である。
さっそく紅葉している木々の中を歩いてみると、美しく色付いたもみじに出会えた。
日常の忙しさを忘れて自然と触れ合う貴重な時間。
木々を見上げるのなんていつぶりだろう。
川沿いを散歩していると、ふと「自家製ゆずシロップ」の文字が目に入った。
ゆずは大好き。
この日はとても寒く気温も一桁で、お茶屋さんでホットゆずをいただくことにした。
ここの店員さんがとても親切な方で、「ゆっくりして行ってくださいね」と笑顔で声を掛けてくれたのがなんだか嬉しかった。
上海に移住して早一年。
最近日本に帰国する度に、日本のきめ細やかなサービスや人の優しさがとてもありがたく感じるのだ。
お言葉に甘えて、日が落ちてライトアップが始まるまで、ゆっくり景色とホットゆずを楽しむことにした。
ここはライトアップの紅葉をお目当にくる観光客も多い。
夕方17時半からろうそくに明かりが灯され始めるのだが、日が暮れるとかなり冷え込む。
つい先日まで一年中が夏のような東南アジアにいた身としては、6度という気温はかなり寒く感じた。
それでも、秋の紅葉は寒さを耐えてでも見たいと思える景色である。
寒さに耐えられず、早々にライトアップの紅葉を切り上げてしまったが、帰り道いろいろと食べ歩きをして心もお腹も満たされた。
普段は夫も私も海外暮らし。
私は頻繁に日本に帰ることができても、二人で一緒に日本を旅する時間はとても新鮮だった。
もう二度とここに一緒に来ることはないかもしれない…どこかでそう思う自分がいて、DJIのスタビライザー Osmo Mobile使って動画として思い出を残してみた。
Youtubeに載せているのだが、今後も旅動画を増やして行く予定だ。
香嵐渓もみじまつり
愛知県豊田市足助町飯盛
足助・香嵐渓広場