ベビーカーは赤ちゃんとのお出かけの相棒。
毎日のように使うものだし、機能性はもちろん、デザインも好みであることは私には大切だった。
私がマタニティー期間中、最初に調べたベビーグッズはストローラー(ベビーカー)だった。
出産後に選ぶ方もいるが、一体何から揃えたらいいのかさっぱりわからなかった当時、
とりあえずお気に入りのベビーカーを探すことにした。
これ!と決めたあとは、産後のお出かけがとても楽しみで、我が子と出掛ける日をわくわく想像していたのを覚えている。
instagram(@Michelle_dailypics)で要望をいただいてからかなり時間が経ってしまったけれど、
ベビーグッズ第一弾記事は「ベビーカー」について書こうと思う。
中でももっともお気に入りのバガブーフォックスの使用感、選んだポイントなどを紹介する。
【 Contents List 】
ベビーカー選びの基本
A型B型って何?
先輩ママの会話の中で飛び交っていたA型B型のワード。
血液型?と思うほど、はじめは意味が分からなかったが、簡単にいうとこのような違いがある。
【A型ベビーカー】
産後一ヶ月から使えるベビーカー
【B型ベビーカー】
生後約7ヶ月・おすわりができる頃から使用するベビーカー
(※詳しくは日本の安全基準「SG基準」を参照)
中には、シートを変えることでA・B両用の長く使えるベビーカーもある。
私が購入したバガブーフォックスは付属シートが2種類あり、生後0ヶ月から使えるキャリーコットと成長に合わせて座れるようになってからの着席型のシートがついている。
抱っこ紐派のママさんは、A型ベビーカーを使わない方もいるため、必ずしもA型ベビーカーが必須アイテムとは言えないかもしれない。私は抱っこ紐よりベビーカー派だったが、これは本当に人それぞれだろう。
重要なのは生活スタイル
人にベビーカーの相談をすると、まず「生活スタイル」について聞かれる。
例えば、日頃の移動手段。徒歩で出掛けることが多いのか、電車に乗ることが多いのか、はたまた車移動が多いのか。
車派には、折りたためるコンパクトなベビーカーの方が車に乗せやすい。
車移動に必須のチャイルドシートも、アダプターを利用してベビーカーに直接つけられるタイプもある。
電車を多く利用する場合、海外メーカーの大型ベビーカーは一部の改札を通れないこともある。
中には、生まれる前から産後の生活なんて想像つかないと思う方もいるはず。
だからこそ、ベビーカーは産後に買うという方もいるのだろう。
バガブーフォックスってどんなもの?
バガブー( Bugaboo)はオランダ生まれのブランドだ。ベビーカーの他、スーツケースも作っている。
ラインアップにはバガブーフォックスのほか、カメレオン、ドンキー、ビー、アントと複数展開している。
>>すべてのラインアップは公式ホームページを参照
2018年3月に発売開始されたバガブーフォクスは、既存のカメレオンと似ているけれど、折りたたんだときに自立できるようになった。また、大型のベビーカーの割には10kg以下で軽い分類に入る。(もちろん軽量ベビーカーとは比較にならないが、大きいわりには軽量なのだ)
石畳の多いヨーロッパブランドのベビーカーなら、走行性がいいのでは?という勝手なイメージがあったが、走行性にかなりの定評があるストローラー/ ベビーカーだ。
バガブーフォックスを選んだ決め手
私の生活スタイル (ベビーカー購入時)
instagramを以前から見てくれている方はご存知のかもしれないが、妊娠発覚当初、私の生活拠点は中国上海だった。
日本に里帰り出産をしたが、ベビーカーは中国生活を想定して選んだ。
上海の道路はかなり凸凹、空気は悪く、車の通行量も多いので排気ガスも気になる環境。
そのため、「走行性」と「シートの高さ」は絶対に外せない要素だった。
日本製のベビーカーではガタガタ道で車輪が壊れそうになったというママさんの声も多く、車輪も大きいものを探していた。
バガブーフォックスのお気に入りポイント
バガブーフォックスが私の候補にあがったのは、とあるウェブ記事で「ベビーカー界のロールス・ロイス」という文言を見つけたのがきっかけだった。いかにもミーハーな理由だが、きっかけはなんでもいい。ベビーカーはあまりに種類が多すぎて、ある程度候補を絞らないと選びきれない。
バガブー以外の候補ブランドは、ドイツのサイベックスとフランスのベビーゼンだった。
(のちにベビーゼンyoyo+は2代目、トラベルストローラーとして別途購入)
ここではバガブーフォックスの決め手となったポイントに絞って書こうと思う。
【走行性】
どんな段差も片手でスイスイ!大げさだが、いろいろと比較した結果、大きなホイールとサスペンションのおかげで押しやすさは抜群だった。(サイベックス、ストッケ、ベビーゼンyoyo+と比較して、お店で実際に試させてもらった)
人の口コミも参考にはなるが、時間があるのなら実際に店頭で自分で押してみるのをお勧めする。
お店でベビーカーを試し押しする際には、段差や凸凹道を想定したシートが設置してある。
平らな道で押しやすいのは当たり前。段差を楽に超えられるかなど、ぜひチェックしてほしい。
上海の自宅近辺はとにかく段差が多く、バリアフリーでないお店も多かった。
たまに、日本人ママさんが小型ベビーカーで段差に苦労している姿をよく見かけたが、バガブーでお出かけしているときは全然気にならなかった。
【デザイン】
バガブーフォックスはパーツ毎に色や素材を選べて、デザインの組み合わせパターンはなんと300種類以上。
ひとと違うものを好むため、デザインが被らないのも嬉しかった。
冬と夏で日よけのキャノピーを変えたり、新生児期のキャリーコットと腰座りしてからのシートで色を変えてみたり、いろいろカスタマイズを楽しんでいる。
消耗が激しいグリップ部分は今は二代目を使用中。古くなったパーツを交換しながら長く使えるのも嬉しい。
【シート】
赤ちゃんを座らせる向きは、対面式と前向きどちらにもできるバガブーフォックス。
日本メーカーのB型ベビーカーは、シートが前向きのものが多い。
景色を見て刺激を受けるべきという説もあるけれど、生後9ヶ月まではアイコンタクトを取れるようになったりする時期なので、対面式の方が子供が安心するという説もある。
我が家は1歳をすぎてもフォックスを使う日は対面で乗ることが多かった。
話しかけながら反応を見たり、コミュニケーションを取るには対面式でよかったと思う。
ちなみにシートの高さは59cm。
比較対象のベビーカーにもよるが、高すぎず低すぎない理想的な高さだ。
ハイシートのメリットは、ほこりや空気、暑さ対策にもつながるだけでなく、乗せるときに保護者の腰の負担軽減にもなる。他にも、子供の目線が高くなるので目に入る景色も変わってくる。
上海生活の車の排気ガスなど気になっていたが、バガブーフォックスならその点安心だった。
シートが取り外しができるのもとても気に入っている。
寝てしまった時、タクシーに乗る時、外したシートは独立するので、そのまま部屋に持ち入ったり、椅子代わりになったりもする。
【アジャストメント機能】
バガブー フォックスは、ハンドルの高さを13段階も調整できるのだ。
身長が20cm違う私と主人、どちらが使ってもちょうどいい長さに調節ができる。
身長、体格は人それぞれ違うので、機会があれば気になるベビーカーは自分で押してみるべきだと思う。
例えばフランスのベビーゼンyoyo+はハンドル調整機能はない。
身長158cmの私が押すと、少し肩が上がってしまうのが気になってしまった。
【折りたたんだ時の自立機能】
コンパクトに折りたためるベビーカーはとても便利。
なぜなら、日本では「ベビーカーは畳んでください」という場面が多々ある。
バガブーフォックスは畳んだ際に自立する。
上海生活では外出先で折りたたむことはほとんどなかったが、飛行機搭乗時に預けたりするときに、畳んだベビーカーを床に寝かせるのは嫌なので、自立する機能は欲しかったポイント。
【荷物の許容量】
子供が小さなうちは何かと荷物が多いもの。
ベビーカーの収納スペースは大きければ大きいほど嬉しい。
バガブーフォックスのアンダーシートバスケットは容量38L、耐荷重は10kgにもなる。
数字だけ並べてもイメージしづらいが、マザーズバックと自分のカバン、買い物したものを入れてちょうどいい大きさだ。かさばる抱っこ紐もこのバスケットに入れている。
今、他に持っている2台(ベビーゼンyoyo+とバガブーアント)のベビーカーと比較しても、ダントツで荷物は入る。
【ストッパーの形】
マニアックな部分で一体何のこと?と思われるかもしれないが、ベビーカー選びで私にとってポイントが高かったのがストッパー(足元についているフットブレーキのようなもの)。
言葉で表現するのがとても難しいのだが、たいていのベビーカーのストッパーは、足でレバーを押し下げたり、上げたりする形になっている。靴のつま先でストッパーを押し上げるたびに靴を傷つけるのがとても気になっていた。
だが、バガブーフォックスのストッパーはペダル式になっていて踏んで操作するだけ。
何が言いたいかというと、ストッパーブレーキで靴を傷つけることがないのだ。
購入を検討している方は、店頭でブレーキ部分について尋ねてみてほしい。
ここに挙げた7つの他にも、ハンドルバーがついていること、リクライニングの調整が簡単、フットレストがあること、キャノピーが180度しっかり覆えること、ハーネス使いやすいなどお気に入りポイントはたくさんあり、本当に買ってよかったと思うベビーカーだ。
バガブーフォックスのマイナスポイント
本当に買ってよかったと思うバガブーフォックスだが、ネガティブな面もある。
シートのリクライニングはハンドル一つで約95° / 約135° / 約155°の3段階に調整ができるが、シート自体を傾ける構造のためフルフラットにはならない。
以前、上海の外出先ででおむつ替え台がなく、急遽ベビーカーでおむつ替えをしなければならなかった。
こうゆう時に平らにならないのは、なかなか大変だった。
また、サイズが大きいので、車に乗せるの時はシートと本体を分けてトランクに入れなければならない。
折りたたみ方も、開き方も慣れるまでは大変だった。片手では畳んだり、広げることはできないのも難点。
電車に乗る際は、広めの改札でなければ通れない。
混雑時は幅をとってしまうので、日本の生活スタイルにはバガブービーの方が向いているかもしれない。
あと他に挙げるとすれば…お値段だろうか。
付属品(冬用のフットマフ、夏用キャノピー、夏用・冬用シートなど)を購入していくとあっという間に20万円を超える。
ベビーカー購入のタイミング
ベビーカーを購入したのは出産の3ヶ月ほど前だった。
早めに購入したのには理由がある。バガブーフォックスは、一部のパーツの取り寄せに時間がかかると言われたからだ。
出産より前に自宅に届いたベビーカーは、出番が来るまで玄関にしばらくスタンバイすることになった。
早く買うことで考えられるリスクは、新しいモデルが出ることだろうか。
現在バガブーフォックス2が発売中だが、直前にバガブーフォックスをオーダーしたという方もいたのでは?
在庫がなくなりそうな場合を除いて、出産間際または出産後外出できようになってから赤ちゃんと一緒に試した上での購入もいいと思う。
バガブーフォックスの購入方法
バガブーフォックスの日本正規販売店は、blossom39のみ。(百貨店の特別催事での販売を除く)
他のベビーカーを比較するためにも、ここでいろいろなベビーカーを試させてもらった。
実際に足を運んだのは、代官山、みなとみらい、銀座の3店舗。
同じように海外在住者で一時帰国での里帰り出産する方は、代官山と銀座店は免税手続きも行っている。
ベビーグッズをお得に購入するなら免税についても調べるといいだろう。
近くに店舗がない場合はオンラインでの取り寄せもできる。
現在コロナウイスルの影響で多くの店舗が休業中のため、送料無料のオンライン購入キャンペーンが開催されている。
バガブーフォックスで使っているベビーカーグッズ
ドリンクホルダーとオーガナイザー(ベビーカーにつける付属のバッグ)はバガブー正規品を使っているが、ベビーカーフックとブランケットホルダーは好みのデザインのものを探した。
選んだのはイギリスブランド「LITTA GLITTA」のフック。
ピンクゴールドやメタリックブラックがおしゃれで気に入っている。
耐荷重はホック1本で約25kgと普段使いでは十分な強度!
ブランド名は伏せるが、似たデザインの60kg耐えられるベビーカーフックは、使用頻度が少なかったにも関わらず、海外旅行に出発直前に空港で折れてしまった。(このハプニングについてはまた別途)
ブランケットホルダーも今でもお気に入りで愛用している。
赤ちゃんのブランケットはしっかり留めていないと飛んで行ってしまうことが多々ある。
ベビーカーフックと色を合わせて購入してよかった。
フックもホルダーも、いろいろ悩んでいるうちに買いそびれたため産後に楽天で購入した。
出産してからは、いつでも買い物に行けるわけではないため、オンラインでポチッとする頻度が増えている。
最近ママ友の薦めで楽天ROOMを始めたので、買い揃えたベビーアイテム、知育おもちゃなどを中心に載せている。
>>Michelle 楽天ROOMアカウントはこちら
自分のお気に入りアイテムを紹介し、そこから誰かが購入してくれると楽天ポイントがもらえるという仕組み。アフィリエイトのひとつだが、むずかしいことは考えずに自分のお店屋さんのような感覚で楽しんでいる。
おすすめグッズをいろいろ知っているママさんたちにも、ぜひ始めてほしい!
出産を控えているプレママさんからよく質問をいただく「買ってよかったベビーグッズ」。
現在、ママ歴1年半。
妊娠・出産を経験するまでは、ベビーグッズは私にとって未知の領域だった。
友達の出産祝いを買うときも、何が喜ばれるのかといつも頭を悩ませていたものだ。
The Travel + Lifestyle というタイトルだが、旅に関する記事が中心だったこのblog。
海外旅行に出かけなくなった今、こういったベビー関連のblogも書いていこうと思う。
<小さなお子様のいるご家庭向け情報>
And TOBOXさんにて、コロナに罹ったユーザー様に対しおもちゃを無償で