突然のお別れ。

by Michelle

このところinstagramの更新が止まっていたのは、突然の別れの出来事になかなか向き合えずにいたから。

1月末のとある朝、最愛の愛犬がこの世を去った。急逝だった。
前日も元気にお散歩にも行って、夜はリビングで一緒に家族団らん。ちょっと仕事をしようかなと思ったけれど、くっついてきて「仕事なんて後でいいや!」ともふもふの毛並みを娘と一緒に撫でて戯れていた。

それが最後の触れ合いになるなんて。

人に話すと現実味を帯びてしまうことへの恐怖と、誰かに話してもペットとの別れに関する気持ちを理解してもらえないかもしれないというひねくれた感情が交差していたのかもしれない。

予定をキャンセルさせてもらった友人、一部の仕事関係の人にしか伝えず、しばらく自宅で過ごす日々。

メロディの定位位置だった我が家のリビングソファの背もたれ。
擦れて傷ついているだけで、そこにはもうメロディはいない。

亡くなってからあっという間の一ヶ月。月命日も過ぎ、そろそろ現実と向き合わなければと自分を奮い立たせつつ、気持ちの整理のためにblogを書いている。

何度も書いては消し、現実を受け入れたくなくてぼーっとし、突然涙が溢れたり、カメラロールを見ては思い出に浸ったり…ペットを家族に向かい入れるとき、必ず先に見送らなければならないのは頭ではわかっていても、心はそうもいかないものだ。

愛犬メロディ


instagramを始めた10年ちょっと前。当時からフォローしてくれていた人はご存知の通り、#メロたん のハッシュタグで、愛犬マルプーのメロディの写真を載せていた。

両親が六本木交差点のペットショップに立ち寄り、運命の出会いを果たし、我が家にやってきたティーカッププードルとマルチーズのミックス犬。サントリーホールでの演奏会の帰りの出会いだってことから「メロディ」名付けられた。相性はメロちゃん。

通常は3ヶ月くらいのところ、生後1ヶ月で我が家にやってきたメロディは、すぐに母犬と離されたからか、きっと私の母がメロディにとってのママだったんだと思う。最初の頃は母の元にいるメロディを抱っこしようとすると威嚇されたこともあったくらい、母にベッタリだった頃が懐かしい。

自分を犬と思わず、きっと人間だと思っているのではと感じるほど、とにかく人間が大好きだった。ドッグランに行っても犬より飼い主さんに愛想を振り撒くメロ。家に来る運送会社さんにも玄関でおなかを見せたり、とにかく人懐こくて甘えん坊で我が家を訪れる人みんなを虜にする大の人気者。

マルプーという犬種の性格もあるけれど、リードなしでもお散歩できてしまうくらい聞き分けも良く、呼びかけると家の中でも外でもピッタリ寄り添ってくれる子だった。以前2匹飼っていたミニチュアダックスと比べて一緒に過ごす時間、スキンシップも多かったメロディ。

途中、私が結婚して上海に住んでいた期間は離れていたけれど、一時帰国の最大の癒しであり、妊娠中もずっとお腹の上で励ましてくれたのもメロディだった。Instagramへの登場回数は減ったけれど、ずっと我が家のアイドル。私にとってメロディい以上に可愛くて懐いてくれる犬はこの先出会えないと思う。

心臓疾患と手術の決断


お正月明け、突然咳き込んで呼吸が苦しそうになったメロディを母が受診させたところ、まさかの心臓の疾患が見つかった。普段から定期的に通院していたにも関わらず、本当に突然だった。

治療方法は手術か内科的治療の2択。後者の場合は2年が限度。

2月に14歳になるメロディが2年後には16歳。普通、犬の寿命を考えたら…と思ってしまうところだが、担当医からは心臓以外非常に健康状態がいいためメロディはもっと長生きするだろうと言われていた。私たち家族も18歳くらいになって、見送りものだと思っていた。

手術をした方がいいのでは思い、落ち込む母を連れて、予約相談を兼ねて再度私も同席して医師のもとを訪れた。

手術はリスクを伴うけれど、お世話になっている病院では最新の設備と大学病院から呼んだ医師のもと手術を行い、過去術中死の例がないこと。術後の合併症は心配だが、手術が成功したら心臓が原因で亡くなることはないということ。
また、「内科的治療の場合いろいろな生活制限が出てくるため、その子(愛犬)にとって残りの時間を同飼い主さんと過ごしたいかを考えてあげてください。」と言われたのを決め手に、手術の予約をお願いした。

人間の子供用のエクモを使用する手術で、費用は約200万ほど。愛犬の命を考えたら、金額なんてどうでもよかった。
ただ、メロディと少しでも長く一緒に過ごすための決断。そうと決めたらメロディと離れることになる海外旅行はやめておこうとGWの予定なども変更して、この先何年かメロディの老後を一緒に過ごすんだ。そう思って病院を後にしたその1週間後。メロディは突然この世を去ってしまった。

愛犬の突然死


手術を控えていたのになぜ。先生は緊急を要している症状ではないと言っていたのに…と現実に起きたことへの理解が追いつかなかったのだが、医師曰く心臓が原因ではなく健康診断でもわからない脳梗塞や血栓で突然亡くなることもあるのだという。

メロディは、本人も気づかないうちに眠りながら突然亡くなったんだそう。

確かにゲージの中と亡くなった様子からその説明は納得のいくものだった。でも、これまで二匹の愛犬を見送ったきたけれど、どちらも12、3歳の高齢に加え、何かしらの不調があって、看病をしながらの見送りだった。

ある日元気だった子が突然いなくなるなんて、想像すらしていなかった。

病院でお世話になっているスタッフさんたちによるエンゼルケアののち、自宅に帰ってきた日は母の友人家族やお手伝いさんまでもがメロディにお別れの挨拶に駆けつけてくれた。、お花やメロディの大好物を持ってきてくれたり、みんなたくさん涙を流してメロディを撫でてくれた。

先日も、母と食事に出かけようと思って家を出たところ、ミニチュアプードルを連れた方がこちらに気づいて「こんばんはー!メロたん元気ですか?」と満遍の笑みで話しかけてきた。私は言葉に詰まってしまったが、母がメロディが亡くなったことを伝えるとお散歩仲間だったその方までも涙を流してくれた。

家族だけじゃない、たくさんの人に可愛がってもらっていたと思うと、目には見えないけれど、メロディが生きた証のようなものを感じた。

メモリアルキャリーでゆっくりとお別れを


このblogは私の旅と生活の記録の場。でも、せっかく読んでくれる人にはお役に立ちたいという気持ちもある。
今回、メロディの死を受け入れ、ゆっくりお別れをするのにお世話になったサービスについても書いておこうと思う。

今もまだ100%元気というわけではないけれど、きっとこのサービスがなかったら、私や母はペットロスから一生立ち直れないままだったと思う。

メロディが亡くなった2日後が火葬の予定だった。

亡くなった日は、ベッドに横たわるメロディのからだのそばにいてあげたいと思いリビングで添い寝して翌朝を迎えた。
正確には全然寝られなかった。泣き過ぎて頭が痛くて、目も腫れて、携帯で愛犬との思い出を残す方法など調べて羊毛アートを探したり。

そんなときに母がとあるサービスを見つけた。それが「メモリアルキャリー」。

要は機械で遺体を冷蔵保存するもの。
最大2~3週間保つようで、我が家ではちょうど2週間後に誕生日を迎えるはずだったメロディをその日までは自宅で安置したいと思い、早速問い合わせ、即日で機械を届けてもらった。

凍りついてしまうこともあるため、1日1回は下に敷くシーツを交換。死後硬直が解けてから、抱き上げるたびにいつものふわふわのメロディを感じた。他にも、頭に当てる保冷剤を交換したり、乾燥してしまう目にヒアルロン酸の目薬をさしてあげたり、乾燥して硬くなってしまう鼻や肉球にワセリンを塗ってあげる。

まるで病気の愛犬の介護のよう。でもそれがゆっくりお別れのする時間として、心を少しでも回復させてくれたと思う。

愛犬のサイズにもよるけれど、参考に、1週間で約10万円程度。
ペットとの突然のお別れに向き合えない人は私だけじゃないはず。

そんな方にはメモリアルキャリーサービス(Instagramはこちら)をお勧めしたい。

知人によると人によっては気持ち悪いと言う人もいるようだが、火葬後は遺骨の一部を別途専用ケースに入れてもらったり、ペット遺毛ケース(Amazon)を購入して今でも一緒にいる。
愛犬そっくり再現してくれる羊毛アートもオーダーした。届くのは2ヶ月後。

これは私なりの愛犬との別れ方と気持ちを落ち着けるためのものだが、人それぞれあると思う。

後悔しないために、大切な人には毎日愛情を伝える


人だって、ペットだって、ある日突然亡くなることがある。
明日が当たり前にやってくると思ったら大間違い。

もしメロディが亡くなる前日、リビングでかまってかまって!と寄ってきたメロディを遠ざけて仕事を優先していたら、私はきっと一生後悔していたかもしれない。

今回のメロディとのお別れは、日々人との関わりを大切にしようと考え直すきっかけにもなった。

大切な人には毎日愛情をことばと態度で示すこと。
たとえ喧嘩しても、翌日に持ち越さないこと。
出かける際は大好き、行ってらっしゃいを目を見ていう。

子どもたちには毎晩寝る前に愛していること、いかに大切な存在かをこれでもかというくらい伝えているけれど、日々の子育てと仕事の余裕のなさから実の母には強く当たってしまうところがある。

今回メロディを亡くして一番落ち込んでいるのは母だ。
いつも私や家族のために自分を犠牲にしてまでも全力でサポートしてくれる母。

その母が食欲もなくなり、気力もなくなり、涙する姿を見るのが辛い。

だからこそ、これからは母との思い出ももっとたくさん作りたい。

春休みは私の両親、子どもたちと三世代ハワイに行く予定。
「あの時の旅行楽しかったね。」と振り返ったときに温かい思い出になるよう、私は全力でみんなが楽しめる旅行をプロデュースしようと思う。

メロディが慌ただしい日々の中、立ち止まるきっかけをくれたこと。
そしてもちろん、これまでたくさんの思い出と癒しをくれたことにも感謝して、今この状況から強く立ち直れるよう頑張ろうと思う。

Melody
Jan 27, 2026
R.I.P.

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