先週6年ぶりにベトナムへ足を運んだ。
目的のひとつは、街全体が世界遺産に指定されているホイアン旧市街を訪れること。
blogに書きたいことがたくさん溜まっているけれど、胸が高鳴ったホイアンの街について、記憶や感情が鮮明なうちに書きたいと思う。
最近話題のベトナムビーチリゾート、ダナンから車で2〜30分でアクセスできるホイアン。
小さな旧市街は日帰り、いや、むしろ半日で見て回れる大きさだ。
夕方日が沈む前に向かった街は、明かりが灯される前のランタンや黄色の建物が並び、どこか懐かしさのある雰囲気が漂っていた。
日本人なら訪れておきたいベトナムの2万ドン札の絵柄にもなっている「来遠橋」
日本橋とも呼ばれるこの橋は、日本との関わりを象徴するひとつだ。
橋に設置されているランタンもカタカナ表記になっている。
(*橋の通行には旧市街地に入る入り口で販売しているチケットが必要)
トゥボン川が流れるこの街は雨季(10〜3月)には洪水で街が浸水することもしばしば。
私が訪れる前にも台風の影響で日本橋左右の路地も全て水に浸っていたようだ。
幸いにも街の人々は洪水にも慣れており、あっという間に数日で水は引き、日常が戻っていた。
川沿はラプンツェルの世界感を味わえる灯篭流しや、ボートに乗って街並みを楽しむ観光客で賑わっている。
橋からその様子を眺めながら、ふと川越に見上げた空。
私がホイアンに恋した瞬間だ。
気がつくと日が沈み、息を飲むような赤いグラデーションに染まる夕焼けが広がっていた。
日が沈んだあとのブルーアワーも大好きな瞬間。
ランタンが続々と点灯し始め、街の表情が変わっていく。
そんな街の中を一歩一歩歩くに連れて、まるで子供のようにわくわくした気持ちでいつもより足取りが軽快になっていた。
川を挟んでアンホイ島側にあるナイトマーケットの通りでは、実際にランタンを販売していた。
色やサイズ、柄もさまざまで心引かれるランタンを探してみるのもいいだろう。
他にもかごバックや雑貨など、お土産ものを選ぶのも楽しいマーケットは、東南アジアらしい雰囲気を味わえるはず。
街をいろいろと歩き回りながら、ベトナム名物のコーヒーを片手に夕食の時間帯までカフェでのんびり過ごすことにした。
普段はあまり好んでコーヒーを飲まない私でも、コンデンスミルクの入った甘みのある味は飲みやすかった。
店内の色使いも東南アジアらしい、どこか落ち着く内装だった「T’ AROMA」Google Mapには表示されなかったが、たまたま見つけたカフェ。
他にもいろんなカフェやレストランが点在していて、どこも内装がお洒落という印象のホイアン。
(オーストラリア人経営のオーガニックフードを取り扱う「COCOBOX」ここでもランタンのインテリアが迎えてくれる)
旅の前にはある程度下調べはするけれど、現地に着いたらそのときの気分でお店を選びたいタイプ。
気の向くままにふらりと向かうのもきっと楽しいはず。
ちなみに、ホイアンにきたら食べて欲しい名物料理3つがこちら。
「ホワイトローズ」
米粉で作られた皮に海老のすり身を詰めて蒸した餃子のような一品
「揚げワンタン」
揚げたワンタンの皮の上に豚肉、海老、野菜など様々な具がのっている料理
「カオラウ」
日本の伊勢うどんを元に誕生したと言われる麺料理
もちろん、ベトナムローカルビールもぜひ試して欲しい。
旅先で目にする景色、口にする食べ物はどれも新鮮で、非日常感を与えてくれる。 だから私は旅が好き。
また、記憶に残したい、大切な人と共有したいと思える景色を見ると、ふとシャッターを切りたくなる。
ホイアンの街では多くのウェディングフォト撮影が行われていた。
それもそのはず。こんなにノスタルジックで幻想的な街並みは、ロマンティックそのもの。
幸せそうな笑顔を見る度に「私も手を繋いで歩きたかった…」という心の中の本音はここだけの話にしておこう。
T’Aroma Authentic Roaster
51 Nguyen Thai Hoc Street, Hoi An, Vietnam
COCOBOX
94 Lê Lợi, Minh An, Tp. Hội An, Quảng Nam, Vietnam
+842353862000
http://cocobox.vn/
営業時間:7AM – 10PM