2週間のハワイ旅行から帰国。
前半は夫とboyとの3人旅ということで、実は不安しかなかったこの旅行。
不安の理由は、boyにとって初の国際線フライトであるということ。搭乗の1週間前に国内線デビューし、ぐずることなくフライトを終えたものの、高度もフライト時間も違う国際線となると話は別。
さらに、いつも仕事で海外にいる夫に代わって頼りにしている実家の母は日本でお留守番。
新米パパママと4ヶ月のboyの3人。とにかくハラハラしての搭乗だったが、そんな気持ちとは裏腹に平和なフライトとなった。
同じようにはじめての子連れ海外に不安を抱える方への何かしらの参考になればと思い、blogを書きたいと思う。
【 Contents List 】
【✈︎flight】
フライトの選び方
「子供の生活リズム(睡眠サイクル)が決まっていて、夜ちゃんと寝てくれる子ならば、その子の睡眠時間に重なる夜便のフライトがおすすめ。」
これは多くの先輩ママからのアドバイス。
東京発ホノルル便の場合、フライトの選択肢は様々。今回私たちが選んだのは、成田発10:00pm発の日本航空(以下JAL)のJL782便だ。
boyがだいたいいつも9:00pm〜6:00amまでまとまって寝てくれること、またサービス面で初の国際線フライトは日系が安心ということから、JAL便に決定。さらに、JALはホノルル路線全便にて新仕様機材「JAL SKY SUITE」を採用していることもフライト決定の後押しとなった。
本当ならば羽田発着が利便性がいいのだが、当時(2019年2月)JAL便のホノルル路線は成田発着のみ。それでも、ラウンジや機内サービス含めJALを選んで大正解であった。その理由は次の機内サービスにて紹介する。
赤ちゃん連れ機内サービス
①事前改札(優先搭乗案内)
ビジネスクラス、マイレージクラブ上級会員より先に搭乗できるのが、小さなお子様連れやお身体の不自由な方を対象にしている優先搭乗サービス「事前改札」。
妊娠期間中もこの優先搭乗にお世話になった。
最初に乗ることで、余裕を持って座席につけるのはありがたい。また手荷物収納などもサポートしてもらえた。
必ずしも優先搭乗する必要はないけれど、子連れ旅こそ余裕を持った行動をしたいところ。
大勢と列を成して座席に到達するまで時間をかけるより、このサービスを利用することをおすすめしたい。
②バシネット
私にとっての今回のフライトの最重要ポイントがバシネット。(赤ちゃんを寝かせることができる、かご型ベッドのこと)
一般的な国際線ルールとして、満2歳までは座席を確保せず、大人の正規料金の10%で搭乗できるのだが、ホノルルまでの約6時間膝の上で寝かせるのは正直大変だ。
JALの場合、2歳以下、体重10.5kg未満の赤ちゃんがバシネット利用の対象となっている。
私たちが予約したエコノミークラスは、2-4-2の座席配列となっていて、目の前に壁があるエコノミークラス最前列がバシネット用座席となっていた。
今回のJAL便では、航空券予約完了後に電話にてバシネットの確保をお願いすることができたので、授乳のしやすやも考慮して左窓際の2席の並びをリクエストした。
バシネットは数に限りがあること、また取り付けられる座席が決まっているため、特に子連れ客の多いハワイ便では争奪戦になることも。子連れフライトの場合、航空券を予約したらすぐにリクエストは入れたい。(※航空会社によっては確約不可能なこともあるので、注意。eg.ハワイアン航空)
離陸後シートベルトサインが消えると、CAさんがバシネットをセットしてくれる。着陸約1時間前まで約4時間半ほど利用することができた。
ちなみに、搭乗クラスは人それぞれ選択肢が変わってくると思うが、今回学んだことが2つ。
ビジネスクラスの場合、バシネットをつけると機内エンターテインメント(画面)が見れなくなる座席があるということ。(夏に予約しているモスクワ便ビジネスクラスがまさにこれに該当するそうで、バシネットはお断りした)
また、エコノミークラス窓際2列の座席でバシネットを取り付けると、機内エンターテイメント用モニターが収納できなくなり、お手洗いに行くのも一苦労ということ。
バシネットを取り付けるとかなり手狭で身動きが取り辛くなる。
一旦取り付けた後にはモニターの出し入れはできなくなるので注意が必要。
③赤ちゃん向けアメニティー
▲ベビーフードの入ったアメニティーポーチ
0〜8ヶ月までの赤ちゃん向けにベビーフードが配られる。
中身はキューピーの瓶詰離乳食とスタイ。
そのほか、予約時にリクエストを入れた、おむつMサイズ(メリーズパンツ)2枚も用意されていた。
月齢によっては、ベビーミールサービスもあるため、子供の月齢によって事前リクエストするといいだろう。
④おむつ替え台
これも私にとっては大事なポイントのひとつ。
今回の機材には広さの異なるお手洗いがあり、おむつ替えの際には広いお手洗いを案内してもらえた。
少々マニアックだが、台の縁がカーブしている形なので多少の落下防止になるのもありがたかった。(ハワイアン航空はベルトなしの真っ平らな台だった)
帰国便はハワイアン航空のビジネスクラスを利用したけれど、正直赤ちゃん連れサービスについてはJALのエコノミーの方が優っていた印象だ。
詳しいサービス内容はJAL公式HPからの確認をおすすめする。
http://www.jal.co.jp/inter/support/baby/
【✈︎lounge】
サクララウンジのキッズルーム(成田空港)
できるだけいつもJAL便を選ぶのには理由がある。
それはサクララウンジの特製ビーフカレーが食べたいから。
マイレージクラブの上級会員であれば、搭乗クラスに関わらず、ラウンジを利用できる。
ゆっくり食事を楽しみたいところだが、これからの6時間フライトの前にboyが自由に遊べるようにさっと食べてからキッズルームへ移動。
20時という遅めの時間帯だからか、この時は貸切状態だった。
室内では子供向けアニメの放送や、プレイエリアにおもちゃの用意があるなど、子供が楽しむ環境が整っている。
▲床が冷たいので持参したイブルを敷いてごろんとなるboy
カーテンで仕切られたオムツ替え、授乳、調乳エリアもあるので、ここで全てが完結できるのはありがたかった。
空港内には他にも自由に利用できるプレイエリアがあるので、早めに空港に行き、たっぷり遊んでから搭乗するのは子連れ旅の定番。
ビジネスクラスの搭乗や、マイレージクラブ上級会員であれば、サクララウジのプレイルームを利用しない手はないだろう。
【✈︎preparations】
フライト持ち物
行きは約6時間、帰りは約9時間のフライト。
必要なもの、持ち込むべきものは事前に先輩ママたちにアドバイスをもらった。
今回機内に持ち込んだものはこちら。
【0歳4ヶ月フライト持ち物リスト】
□ミルク用のお湯
□ミルク用のお水ペットボトル
□哺乳瓶
□おむつ+おしりふき
□保湿剤
□ガーゼ
□授乳ケープ
□冬用着替え
□夏用着替え
□ベアフットのおくるみ
□モスリンコットンのおくるみ
□イブル
□エルゴベビーの抱っこ紐
□除菌ウエットティッシュ
□ジップロック
□おもちゃ
□機内持ち込み可能ベビーカー
準備して良かったアイテム
<ミルク関連グッズ>
普段のお出かけと一緒で、お湯、お水、哺乳瓶の3つは必須。
もちろん機内でもミルク用のお湯は用意してもらえるのだが、客室乗務員の友人のアドバイスから、衛生面を考えて赤ちゃん用のお湯と水は持参することにした。
セキュリティーチェックの際に厳しい液体物も、
6歳未満の子供の飲食用であれば100mlの容量制限とは別に持ち込めるのだ。
保温効果抜群の【サーモス マグボトル水筒】は心配性なので500mlを2本用意。
機内での調乳用に【ベビーのじかん 赤ちゃんの純水500ml】を1本。
(旅行中のミルク調乳用にもまとめて購入。すべてスーツケースに入れてハワイへ持参)
コンパクトで持ち運びも便利な【使い捨て哺乳瓶 Chu-bo(チューボ)】は、いつもの哺乳瓶にプラスα予備用として持参した。
<乾燥・防寒対策アイテム>
大人でも乾燥したり、寒い機内。
普段使い慣れている保湿剤クリームを持参し、こまめに塗っていた。
旅行が始まる前から乾燥や肌トラブルがあっては楽しめなくなるため、個人的にはbabyの乾燥対策はマスト。
また、寒さに関しては持参したベアフットのもこもこブランケットが大活躍。
エコノミークラスのブランケットは薄く、場合によっては追加で借りられる枚数が限られているなんてことも。
(帰国便のハワイアンはビジネスクラスであっても、ブランケットの予備がないと言われた)
今回少しでも寝心地がよくなるよう、バシネットにイブルを敷いて使用したが、もう少し月齢が上がってハイハイなど動き回る子がいるママさんたちは床に敷いたりするそうだ。
(そうゆう時はレジャーシートが役立つともアドバイスをもらった)
<ベビーカー>
今後の海外渡航のために買い足したベビーカーは、フランスの【Yoyo+6+(ヨーヨープラスシックスプラス)】
「機内に持ち込める」と言うコンパクトさがポイント。
日本国内であれば空港内で使用できるベビーカーのレンタルサービスがあるものの、海外はまちまち。
フライトで疲れた直後、入国審査の長い列に抱っこ紐で並ぶのはしんどいのでは…
ただでさえbabyのもので荷物が多いのに、ベビーカーなしで移動も大変…と言う懸念から、購入を決定。
機内の座席上部、手荷物スペースにすっぽり収まり、着陸後は機内で広げてそのままboyを乗せて降りることができた。(通常、チェックインの際または搭乗ゲートでベビーカーを預け、入国審査後、荷物受け取りのターンテーブルで返却されるパターンが多い)
快適なフライトのための準備
①周囲の座席の方への配慮
赤ちゃん連れフライトでは、何をやっても泣き止まない…なんてことも。
そうなる可能性を踏まえて、席に着いたらまず、周囲の座席の方へ、ご迷惑をかけるかもしれないという一言を事前に声掛けをしておいた。
②機内ファシリティーの確認
席に着くと客室乗務員の方が挨拶に来てくれる。
その際に、ベビー用アメニティーを受け取ったり、オムツ替えのできるお手洗いの位置などを確認。
お手洗いによって広さも異なるため、赤ちゃん連れと認識してもらうことで、案内してもらうことができた。
③離着陸時の耳抜き対策
機内で必要なもの、ファシリティーのインプットを行ったところで、時に自分ではどうしようもないのがbabyのご機嫌。
よくあるのが、離着陸の際に赤ちゃんが泣いてしまうケース。それは主に耳抜きができずに泣いてしまう子が多いと聞き、授乳ケープを用いて授乳、またはミルクをあげて対応することにした。
結局boyはすやすや寝てしまっていたので、授乳することなく離陸。ただ、いつ起きてもいいように授乳ケープは準備しておいた。
今回はリゾート路線、しかもJALでケアも手厚かった。また、boyも生後4ヶ月で、離乳食もまだ始まっておらず、そこまで動かない時期。よって、想像していた大変さは全くなかった。
とはいえ、今後予定している旅行となると話は別。
今年は長時間フライトでヨーロッパやアメリカにも行く予定なので、その際はblogにまた書こうと思う。
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▼子連れ旅情報 – TabiMUSE
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