2024年の夏休みは、とある目的で16年ぶりのグアムへ。
人生4回目のグアム渡航。正直なところ、グアムへの興味関心はあまりなく、きっともう行くことはない旅先だと思っていた。(失礼な話、過去2回取材を断った経験あり。)
それが一変。「次はいつ行く?」なんていう会話が家族間で飛び交うほど、大満足な旅になったため、記憶が新しいうちにblogを書いている。
今回のグアム渡航の最大の目的は、3歳から体験できるセスナ操縦。
boyこと我が家の5歳児長男は絶賛飛行機ブーム。事あるごとに空港に飛行機を見に行ったり、さまざまな機体模型を集めたり、暇があれば飛行機関連の図鑑や本を眺めている大の飛行機好きだ。もちろん彼の夢はパイロットになること。
そんなboyの夢が叶う最高の体験を見つけてしまったからには、迷わずグアム渡航を決めたのだった。
【 Contents List 】
5歳児初めての操縦体験
グアム到着の遅延の恐れや本人の体力など考慮し、グアム2日目の朝に予約しておいた体験プラン。
ホテルピックアップが朝8時。慌てて朝食を済ませ、パラパラ降る雨季の雨を気にしながら、空港へ向かった。
エリアによっては灰色の厚い雲、反対側には虹という空模様。「悪天候の際は中止」というワードが頭によぎりつつ、事務所到着後、書類の記入を済ませ、日本語での操作説明動画を見ながら天候回復を待つこと約30分。
「一瞬の晴れ間で離陸します。行きましょう。」教官の一言でセスナ機に乗り込んだ。
操縦席は子どもの高さに調整され、座っていてもしっかり外の視界が確保される仕様。
目の前にはずらりと並ぶ各種計器と操縦桿。フライトシュミレーターとの違いは、これらの操作一つで本物の機体が動くこと。想像の世界とは違う、リアルがここにはあった。
エンジンをつけ、ヘッドホンを装着し、いざ離陸。
あっという間の出来事だったが、どの瞬間も逃すまいと私は動画やカメラでひたすら撮影をしていた。
離陸後はあっという間に海岸線へ。
泊まっているホテルを上空から眺めたり、戦時中爆弾投下され湾のようになったエリアの説明を受けたり、操縦しながら見える景色は一瞬たりとも目を離せない。
Instagram経由でDMなどいくつかきた質問には、本当に5歳児が操縦しているのかというものがあったが、答えは「YES。」特に水平飛行中などは本人のみ操縦桿を握る瞬間もあり、揺れや降下スピードなど子どもの操縦ならではの体験もできた。(酔いやすい人はたまに注意が必要かもしれない)
懸命に操縦桿を握りしめる様子をみて、今彼はどんな気持ちなんだろう、とフライト中の我が子と景色をひたすら見つめていた私。
着陸し、駐機場に戻ったとは最後に記念写真を。
事務所に戻ったあと、フライトログと記念のピンバッチを受けとって本人は非常にご満悦だった。
このパイロットフライトログに記された30分の飛行記録は、なんとアメリカで規定された公式飛行訓練の必要時間に該当するという。将来もしアメリカでパイロットの資格を取ることがあれば、その時にはこのログブックを持参しよう。
グアムでのキッズパイロット体験がおすすめな理由
「こども 操縦体験」などと調べると、出てくるのはフライトシュミレーターの体験予約がほとんど。しかし、その中でたまたま見つけたのが、トレンドベクターエビエーションインターナショナル株式会社が運行する3歳からのセスナ操縦体験だった。
同社は、グアムとセブで遊覧飛行や操縦体験のアクティビティを展開している、日本人が経営する会社。予約も実際の体験も日本語で対応してもらえるため、英語に不安がある日本人ファミリーや小さなお子様も安心だ。
今回訪れたグアムは、日本(東京)から約3時間半、時差もたった1時間。弾丸でも訪れやすいのも魅力のひとつだろう。さらに、2024年5月1日からユナイテッドの羽田↔グアム線が就航し、ますますアクセスも良くなっている。
よくよく調べると昔はハワイでも同様の体験アクティビティがあったようだが、今では無くなっているため、飛行機や乗り物好きのお子様がいらっしゃる方はぜひグアムでの体験をおすすめしたい。
キッズパイロットコースの予約方法&注意点
おすすめの予約方法
予約はベルトラ経由がおすすめ。ポイントが貯まったり、時期によって割引も適用になるので旅先のアクティビティ予約によく利用するサイトだ。今回は直予約をしたものの、夏休み期間JCBカードホルダーのベルトラ利用の場合、7%引きだったことを後から知った我が家。円安のご時世、できるところは節約して賢く旅したいところ。
同乗できるのは3名のみ
予約後に気づいたのが、セスナ機は教官が同乗するため最大3名までしか乗ることできないということ。(2歳未満はお膝の上で同乗可能)5歳、2歳の子どもがいる4人家族の我が家の場合、誰かしらが待機せざるを得ないことを知らずに朝8時からの体験枠を予約していたのだ。
2歳のgirlはきっと自分も操縦したいと言い出すだろうし、だったら託児に預けようと思ったものの、宿泊していたホテルの託児サービスは午前10時から。色々探したものの、どんなに早くてもウェスティンホテル併設の託児が8時オープン。体験予約時間を変更しようにもいっぱいのため、同じホテルに宿泊していたお友達家族にgirlを預かっていただき、両親揃って息子の初フライトを無事体験することができた。(K familyには本当に感謝。)
天候によっては中止の可能性も
6~11月はグアムの雨季。日本の梅雨のように1日中雨が降り続けるわけではないものの、スコールの影響で厚い雲に覆われ視界不要になることも。その場合、安全性を優先して飛行中止になることだってあり得るのだ。
今回私たちが空港に着いた直後から雨が降り、しばらく待機していた。一瞬の晴れ間の間に飛び立ち、途中また天気が崩れたため、予定していた飛行ルートを変更し、少し短めのフライトとなった。
せっかくグアムまで来て中止だなんてショックが大きすぎるため、中には2日連続で予約される方がいることにも納得。次回はより青い海、青い空を楽しむために乾季を狙って再訪したいと思っている。
予約は早めに!
我が家のように、グアム渡航の目的が子どものセスナ操縦の場合、できるだけ早く予約することを強くおすすめする。今回私たちが訪れたのはお盆ど真ん中。もちろん予約は終日いっぱいで、上記の通り変更すらできない人気ぶりだった。
セスナ体験に持っていってよかったもの
せっかくの子どもの初フライトになるセスナ操縦体験。写真や動画に収めたくてあれこれ持参した我が家。
狭いスペースでも広角で撮影できて、かつ機内の揺れが気にならないアクションカメラが大活躍。
足元に三脚を立てて定点で動画を撮影し、カメラで写真を。夫も私もiPhoneで4K動画を縦横分担して撮影し、これでもかというほど記録していた。後日、動画を編集して本人に見せたところ、大喜び。写真もプリントアウトして飾って欲しいという要望に応えるべく、絶賛編集中だ。
旅の目的になる「体験」を
大人も子供も楽しめることを軸にこれまで旅先選びをしてきたけれど、今回は100%子ども軸に振り切った旅行となった。
パイロットに憧れる子どもの夢が叶う、グアムで3歳からのセスナ操縦体験「キッズパイロットコース」。
周りの友人にもそんなアクティビティがあるとは!と驚かれたこの感動体験を、一人でも多くの方に知っていただけたら嬉しい。多くのお子さまが体験を通じて笑顔になれますように。
(ハワイで体験できる9歳以上のセスナ体験は【こちら】)
基本情報
キッズパイロットコース/トレンドベクターエビエーションインターナショナル株式会社
体験料:子ども 250USD(同乗の大人無料)
所要時間:90分(インストラクション時間40分)
営業時間:昼のフライト 6:00~18:00/夜間のフライト 18:00~24:00
HP:https://www.trendvector.com/office.htm
予約サイト:https://www.veltra.com/jp/beach_resort/guam/a/108838